
「take mea」とは「少しずつ」
takumi apartmentの「少しずつ」を綴るコラム「take mea」を始めます。
新型コロナウイルスの影響で世の中、DX、デジタル化が急加速する中、だからこそ、故きを温め新しきを知ることが大切なんじゃないかな、そうしないと身体の平衡感覚が麻痺してしまう、そんな気がして已まないのです。
part.1は、少しずつ改修する「瓦屋根」と新店舗「I am Jackie」がオープンするまでの繋ぎで、近くの店舗「Girasole」のテイクアウトメニュー「牡蠣のオイル漬け」を使ったパスタについて。
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【瓦屋根】
瓦は、屋根葺き(屋根の表面を覆うこと)に用いられている建材の中でも代表的なものである。 洋の東西を問わず、瓦は古代から用いられてきた歴史がある。瓦は近年では様々な素材で作られるようになっているが、歴史的に見れば、用いられてきた瓦のほとんどが粘土を焼いて作られていたものであり、他の素材のものはあまりなかった。「瓦」という漢字は、もともとは屋根の建材に限らず、粘土を素焼きしたもの全般を意味している。屋根の建材の「瓦」も、事実上もっぱら粘土瓦を指したわけである。そういった事情によって日本では「本瓦」という表現や分類法もある。日本では単に「瓦」という場合、漠然と、この本瓦や桟瓦の粘土瓦のことであると思っている人が多いだろう。ドイツでも、粘土製のものをほかのものと区別してZiegel(ツィーゲル=瓦、煉瓦)と呼んでいる。近年は世界的に見ると、粘土瓦とセメント瓦が多い。
史上、初めて瓦が登場するのはおよそ2800年前の中国とされる。日本にはおよそ1400年前の西暦588年、百済から仏教と共に伝来。飛鳥寺で初めて使用されたとされる。仕様は平瓦を並べ、そのジョイント上に丸瓦を並べた現在でも使われている本瓦葺きとほぼ同じである。飛鳥時代では、瓦葺きの許された建物は寺院のみである。現存日本最古の瓦は飛鳥時代のもので、元興寺(飛鳥寺を移築)の極楽坊本堂と禅室に葺かれている瓦とされる。7世紀末に建設された藤原京では、初めて寺院以外で瓦が使用された大極殿などの宮殿が確認されている。
奈良時代、平安時代にはいると、瓦は寺院、宮殿の他、官衙にも用いられるようになる。特に、地方でも国府や国分寺といった国家権力を象徴する建物に用いられている。しかし、貴族の邸宅は桧皮葺で、瓦は公的な建物にしか用いなかった。各地には瓦屋(がおく)と呼ばれる瓦を生産、供給する役所が設けられ、決められた寺院や役所に瓦を納品していた。
近世に入ると、瓦は城郭の建築物へも用いられるようになる。特に、安土桃山時代には鯱瓦や鬼瓦、軒瓦に金箔を施した金箔瓦もあった。江戸時代前後には屋根の軽量化を図るために銅や鉛の金属で作られた金属瓦も用いられ始めた。
延宝4年(1674年)、近江大津、三井寺の用を勤めていた瓦職人西村半兵衛が丸瓦を必要としない桟瓦を開発したと言われている。これにより、瓦を用いる量が減り、瓦を用いるための建物強度のハードルが低くなった。さらに、太平の世の課題として火事対策が幕府や藩の急務となり、耐火建築用品として瓦の使用が奨励され、一般にも普及することになった。
近代、明治時代には桟瓦を改良した引掛桟瓦が開発された。1926年以降、引掛桟瓦は当時の内務省の奨励により瓦葺きに用いる標準的なものとして現在も用いられている。
1990年代からは住宅建築の初期費用の削減に加え、瓦屋根は地震に弱いという誤解が広まった事により、陶器瓦は1980年をピークに2014年は4分の1まで、いぶし瓦は1993年をピークに2014年は6分の1まで低下した。
現在では、防災性を向上させた軽量防災瓦や、ガルバリウム鋼鈑の表面を自然石粒でコーティングした自然石粒付鋼鈑が登場している。
今回takumi apartmentで改修に使用する瓦は耐久性や意匠を考慮して内務省奨励を受けたであろう粘土釉薬仕上の引掛桟瓦である。劣化の激しかった壁面も伝統技術を習得した希少な若手大工衆と議論を重ね、瓦同様、耐久性、意匠を考慮して下地を補修した後、壁面から破風にかけてが美しい伝統工法の焼杉板仕上げとしている。
【フルーツトマトとGirasole牡蠣の自家製ミントパスタ】
Girasoleは彦根市内ではめずらしい全国でも選りすぐりの牡蠣を味わう事のできるオイスターバーである。新型コロナウイルスの影響で彦根市内でも飲食店はイートインの営業自粛を余儀なくされ、各店舗はテイクアウトメニューをこぞってリリースしていた。その一つがこのGirasole牡蠣のオイル漬けである。もともと創作でパスタを作るのが好きだったので、今回はGirasole牡蠣のオイル漬けを使って創作を試みる。さすが、Girasoleの牡蠣はぶりんぶりんの厚みとボリューム。この牡蠣の美味しさを最大限に引き出すため、自家製ミントで独特の臭みをやわらげつつ、うま味を引き出し、フルーツトマトで爽やかな酸味と甘みをプラス。パスタはいつもの最安値のもので、ゆで加減に拘ってアルデンテ少し手前で引き上げる。パスタにそれらを刻んで和えて、仕上げにパルメザンチーズを振って完成☆彡超簡単、激うまパスタの出来上がり☆彡皆様ぜひお試しあれ◎
Oyster&Spanish Italian Girasole
https://www.oysterbar-girasole.com/