nowadays dub vol.1

「dub」とは「吹き替えのせりふを入れる」という意味があるそうです。
takumi apartment管理人Hがここで起こっていることにセリフをつけるように勝手に感想を綴る(悪いようにはしませんのでご安心を。。。)コラムを始めようと思います。
Vol.1はタイトルの由縁でもあるbistro dub plateのかけがえのない宝石のような一皿について。(以降もほとんどそうなる予感がしております。)

【鴨のロースト ベリーソース 季節の野菜と】
【鯖の燻製カルパッチョ 季節のフルーツと】
私はいつもbistro dub plateで食事を取る際はコースでお願いするように心がけている。
コースでお願いした方がその時々の素材の仕入れや材料の兼ね合いをシェフが管理してくれ、その時最も美味しい調理方法で提供してくれるという安心感があるからだ。お財布事情も読みやすい。
bistro dub plateのコースはその他にも魅力がある。
季節の素材に合わせてアラカルトにはないメニューが登場するのだ。例えば6月に登場したトウモロコシの冷製スープ。味付けは塩のみ。素材の甘さとジクで取ったダシのコクが本当にたまらなく身体に染みわたる。アラカルトにはない毎回変わるパスタもとても美味しい。
6月のメニューの中で感動したのは、鯖の燻製カルパッチョ。半分以上刺身の鯖は一切の臭みがなく、鯖のいいところだけをトリミングしたかのような味わい。添えられた野菜の中にはかわいくカットされた柑橘の身がゴロゴロと現れ、鯖と一緒に食すと鯖のカテゴリーを超えてくる。この唯一無二のバランス感覚はbistro dub plateならではだ。
メインの鴨のローストはいい素材が入ったのか、いつもより大きく感じた。大きければ大味になりそうなものだが、その身はとても柔らかく舌にやさしくまとわり肉本来の旨味をそれこそやさしく感じることができた。定番のメニューだが一番美味しく感じさせる方法をシェフはわかっているのだろう。
毎回言葉はあまり交わさないのだが、味わうだけでシェフと会話しているような感覚になるのは私だけだろうか。
是非食事を通してbistro dub plateと会話していただきたい。


▲ 鴨のロースト

▲ 燻製鯖のカルパッチョ

▲ 鮟鱇とあさりのオイルパスタ

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