nowadays dub vol.2

「dub」とは「吹き替えのせりふを入れる」という意味があるそうです。
takumi apartment管理人Hがここで起こっていることにセリフをつけるように勝手に感想を綴るコラム「nowadays dub」。
Vol.2は日本人の技の記憶・記録が詰まった土壁とnowadays bistro dub plate menuについて。

【土壁】
土壁(つちかべ)は、土を用いて作られた壁、もしくは日本の伝統工法によって作られた壁の両方の意味がある。 一般的には、後者の日本の伝統工法によって作られた壁を指す場合がほとんどである。 日本の伝統工法によって作られた土壁には、他の呼び方として、塗壁、左官壁、日本壁など様々な呼称があるが、明確な定義付けは行われていない。一般には木舞(こまい)と呼ばれる格子状の枠に土を塗り重ねた壁を指して用いられることが多い。(wikipediaより)

 

takumi apartmentには175年物のvintageな土壁が豊富に存在している。もちろん定義の通り、木舞に175年前の左官職人が土を塗り固めたであろう形跡がいたるところで垣間見える。中でも、最も気に入っている土壁はbistro dub plateに入ってすぐ右側にある記録展示とでもいえようか、抜け穴のような曲線の造作が施されている土壁である。開口部へ吸い込まれるように曲線が描かれていて何ともキュートである。当時は曲線というだけで相当な技術が必要とされたことだろう。175年前、江戸時代の彦根の職人や施主のユーモアが伺えてほっこりしてしまうのはきっと私だけだろう。またその風合いが175年を経て、何とも言えないvintage感を出している。この風合いは進化している現代のエイジング加工技術でも決して再現することはできない、と思いたい。出来たとしても相当な価格がかかると想像される。現在このかわいい開口土壁はガルバニウム合金の壁を隔てて我が家と繋がる秘密の抜け穴となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲かわいい土壁

 

【赤エビと夏トマトのパスタ ☆ランチメニュー☆】
珍しくbistro dub plateでランチを取った。「珍しく」というのは、食事が絶品なだけにどうしてもビールを飲みたくなり、連れ合いの手前なかなか遠慮してしまうためだ。今回はなんと、強引にも駄々をこねてお許しをいただき、ビールと共にランチをいただいた。
そこで起きた奇跡に感動。普段は夜のコースでしか味わうことのできないパスタがメニューに。。。早速注文。2段階で味が選べて組み合わせを楽しむことができる。今回は赤エビ or 自家製ベーコン × フレッシュトマト or オイル。選択肢が増えれば無限の可能性を秘めたこのメニュースタイルも胸キュンだ。私は赤エビ×フレッシュトマトを選択。間違いないでしょう。セットのサラダはワンプレートまるまるでボリューム満天、かつ夏野菜が色とりどりで見た目に美しい。いいタイミングでパスタが登場し、見た目でまず満足。見るからに美味そうである。パスタの湯で加減、贅沢に使ったフレッシュトマト、豪快に鎮座する赤エビ、そしてその取り合わせは間違いありませんでした。
今回のbistro dub plate辻シェフとの会話も充実したものとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲赤エビと夏トマトのパスタ&夏野菜サラダ

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