nowadays dub vol.9

「dub」とは「吹き替えのせりふを入れる」という意味があるそうです。
takumi apartment管理人がここで起こっていることにセリフをつけるように勝手に感想を綴るコラム「nowadays dub」。
Vol.9は急激に消滅しつつある近代の建造物の保護を目的とした文化財登録制度「登録有形文化財」とnowadays bistro dub plate menuについて。

※10月より蔵アパート空室あり!詳しくは「小江戸ひこね町家情報バンク」まで
https://www.hikone-machiya.com/rent/KMB00071…

【登録有形文化財】

登録有形文化財とは、1996年の文化財保護法改正により創設された文化財登録制度に基づき、文化財登録原簿に登録された有形文化財のことである。登録対象は当初は建造物に限られていたが、2004年の文化財保護法改正により建造物以外の有形文化財も登録対象となっている。登録物件は近代(明治以降)に建造・製作されたものが主であるが、江戸時代のものも登録対象になっている。
1996年の文化財保護法改正により、従来の文化財「指定」制度に加えて、文化財「登録」制度が創設された。第二次大戦以降の日本においては、急激な都市化の進展などにより、近世末期や近代以降の多種多様な建造物が、その建築史的・文化的意義や価値を十分認識されないまま破壊される事例が相次ぐ。このような反省に立ち、昭和40年代頃から、近世の民家建築、近代の洋風建築などが国の重要文化財や、地方公共団体の文化財に指定される例が漸増していった。しかし、急激に消滅しつつある近代の建造物の保護にあたっては、国レベルで重要なものを厳選する重要文化財指定制度のみでは不十分であり、より緩やかな規制のもとで、幅広く保護の網をかけることの必要性が議論された。こうして、重要文化財指定制度を補うものとして創設されたのが、文化財登録制度であり、登録された物件を登録有形文化財と称している。
2018年11月、当Takumi Apartmentも歴史を遺す建造物としての価値を認められ、この登録有形文化財に登録されることとなった(迫間家住宅として登録)。もともと江戸時代の職人技が垣間見れるこの建物を遺すべく始めたTakumi Apartmentの取り組みである。コンセプトに相違はない。ヨーロッパでは、古く歴史のある建物ほど価値があり、リノベーションや改修を繰り返して大事に守り、活用される。新築偏重の節のある日本人としてもこのアイデンティティを大いに見習い、守り、活用していきたいものである。そう願う今日この頃である。

※10月より蔵アパート空室あり!詳しくは「小江戸ひこね町家情報バンク」まで
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【桃とクリームチーズの生ハムサラダ】
彦根界隈ではこのメニューが食べられるのはここ dub plate だけではないだろか。一言でいうと絶品である。昨年から突如お出まししたこのメニューは常連の間では空前のブームを巻き起こした。これが食べられるのは桃が出る季節だけということも相まって夏には食べたい一品となっている。どういうことかというと、まず生ハムの柔らかい肉感と塩味である。そのあとに桃のジューシーな甘みと爽やかさが口に広がり、最後にクリームチーズが両者をマリアージュさせる。誰が欠けても成立しない三角関係がこの一皿に盛り込まれている。この暑い夏にうれしい爽やかな今だけの一皿。ぜひ味わっていただきたい。

※うますぎて。。。再掲でした(泣)

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